我が子はとってもかわいいですが、親だって人間。
時にはイライラしてしまい、感情的に怒ってしまったり、落ち込んでしまうこと、ありますよね。
育児に悩みはつきもの。下の子に手がかかり、上の子に我慢させているかも…、大好きなのに怒ってしまった…、母親は日常の育児で様々な悩みを抱えています。
育児で自己嫌悪に陥ってしまったとき、子供に「大好きだよ」と伝えたいとき、私は絵本を読んで心を落ち着かせたり、子供に「大好きだよ」を伝えていました。
この記事では、私の子供が小さい頃によく読んだ、泣ける絵本を2冊紹介します。
いいこってどんなこ?
このお話は…
いろんな不安を抱える子ウサギのバニーが、お母さんに質問をします。
「いいこってどんなこ?」「泣かないのがいいこなの?」「おこってるぼくはきらい?」
お母さんはどんなバニーも受け入れて、「だいすき」だと言ってくれます。
この絵本はいつ読んでも泣けてしまいます。
面と向かって素直に子供に「大好き」と伝えてあげられないとき、この絵本を通して「どんなあなたでも大好き」と伝えていました。
イライラしていても、この絵本を開くとイライラがなくなっていきます。そして子供のことがとても愛おしくなります。
小さいながらたくさんの不安を抱えて生きている子供に、たくさん大好きを伝えてあげなくちゃ!と気づかされる絵本です。子供にも、「お母さんは私のことが大好き」と、ちゃんと伝わっているようです。
泣かずに読むことが難しいのが難点かもしれません。何度も読んでいるのに、いつも泣けてしまいます。
ちょっとだけ
このお話は…
弟が産まれてお姉さんになった「なっちゃん」。
赤ちゃんのお世話に忙しいお母さんをみて、なっちゃんはいろんなことを一人でやってみます。
「お姉ちゃんだから」とがんばっていた「なっちゃん」ですが、甘えたいときもあります。
お姉さんになって成長しようとする子供と、お母さんの愛情が描かれた絵本です。
この絵本の主人公は「弟が出来てお姉さんになった女の子」ですが、成長過程で今まで一人で出来なかったことに挑戦してみる姿は、どんな子供でも共通ではないでしょうか。
同じ境遇のお母さんだけでなく、男の子のお母さんも、一人っ子のお母さんも、小さいなりに甘えたいのを我慢してがんばる姿が、自分の子供に重なるのではないかなと思います。
「お姉ちゃん」として頑張っていた「なっちゃん」が、眠くなった時にお母さんに甘えたくなって「”ちょっとだけ”だっこして」と言うのですが、この時の親子のやり取りに涙腺崩壊してしまいます。
お母さんがなっちゃんを抱っこするシーンがあるのですが、そのシーンで子供に思い切りハグしてあげると、とても喜んでくれます(笑)
この絵本を読むと、つい子供に「ちょっと待ってて」「あとでね」と我慢させてしまっていることに気付かされて反省。
がんばっているお母さんの心の栄養に
紹介した二冊の絵本は、子育て中でいっぱいいっぱいになっている私の心の栄養になるような本でした。子どもに対してどんなにイライラしても、絵本を読むと子どもに対する愛しさがあふれてきます。
泣くとスッキリするので、いっぱいいっぱいになってしまったときは泣くのもありですよ。涙はストレスホルモンを外に流してくれるんですって。だから本当に、涙を流すのはストレス軽減に効果があります。
面と向かって子供に大好きと伝えるのが苦手なお母さんは、絵本の力を借りて伝えてみては。
絵本でお母さんも、子どもも幸せな気分になれたら素敵ですね。